PEFC Asia Promotions

新着ニュース

2013年7月19日
オランダで好評な認証木材 - PEFC

オランダ市場では認証木材の約3分の2がPEFC認証林産であり、PEFCはオランダにおけるもっとも好評な森林認証制度となっています。Probos調査の結果によれば、2011年には240万立米のPEFC認証木材がオランダ市場に出荷されており、 これはオリンピック競泳プールの約1,000個を満たす量に匹敵します。

この調査は、オランダにおいて認証木材の消費が増大していることを示しております。2011年までに、オランダの木材市場に出荷された木材の約3分の2は呈示可能な持続可能な生産源からのものでした。 オランダの木材市場におけるPEFCの全体的なマーケットシェアは2008年から2011年までの間に倍増ともいえる著しい増加を見ました。

この増加の一因は、オランダ政府の生物多様性プログラムであり、このプログラムでは、2011年までにオランダ木材市場の50%を持続可能な生産源からのものとする目標を設定しています。

Probos調査は、この目標の達成如何を調べるために実行されたものですが、その結果オランダ市場の木材の65.7%が持続可能に管理された森林からのものであることが判明し、この目標が達成されただけでなく、 凌駕したことが分かりました。

この成功は、オランダ市場にいまだ需要がなかった時から持続可能に生産された製品の購買を選択する企業に特に言及してきたオランダ政府と木材部門の協調努力の賜物です。

しかしながら、こうした実績があったとしても、この進化はさらに継続しなければなりません。オランダの持続可能に生産された用材のマーケットシェアは85.9%に増加しました。しかし、熱帯ハードウッドと温帯ハードウッド用材のシェアはそれぞれ39%および22.8%に止まっています。 オランダでは100%を持続可能な生産による認証木材とする最終目標を達成するためのさらなる努力が残されています。

2013年7月12日
PEFCとFSCがISOの新業務項目提案に反対する共同声明文を発表

両者で世界の認証森林およびCOC認証書の約98%を占めるFSCとPEFCは、この度、国際標準機構(ISO)の加盟メンバーに対し、 認証林産品に関するISO規格を現状のまま新たに策定する提案を支持しない様呼びかけました。

ISOの加盟メンバーは、8月末までに 上記の提議に対する投票をしなければならないことになっています。 このISO加盟メンバーに対する共同声明書で、PEFCとFSCはこの定義に対し「持続的な反対」を表明しました。

FSCおよびPEFCは、「ISOのCOC規格は森林認証を通じて持続可能な森林管理を促進しているグローバルな尽力に何らの価値を追加するものではないことを強く信じる」 との声明を公表しました。 PEFCとFSCのCOCの根本原則は密に一致しており、 企業が最低限の追加コストで効率的かつ明確な方法でFSCとPEFCのダブル認証を受けることが可能となっています。 供給と生産のチェーンを分離することは、次善的な結果しか生みません。」との声明を発表しています。

この共同声明書は下記をクリックするか、当サイトのPEFC声明書のページでご閲覧可能です。

日本語: FSCおよびPEFCによる共同声明書 ― ISO加盟メンバーに対し、林産品のCOC要求事項に関する新業務項目提案への反対投票を提言
English: PEFC and FSC Joint Statement on Proposed New ISO Work Item

2013年7月10日
PEFC森林認証ウィーク2013 - アジアにおける持続可能な交易の推進

持続可能な林産品の生産と交易の道を開く鍵がアジアにあることの認識やこの地域の重要性の確認に基づき、PEFCは第1回目のPEFC森林認証ウィークの開催地としてマレーシアを選択しました。

PEFC森林認証ウィーク
マレーシア、クアラルンプ-ル市 (2013年11月11-15日)
詳細はこのイベントの下記ウェブサイトをご参照下さい

「アジアのステークホルダー、特に、森林管理者や木材製品流通チェーンの関係企業は、アジア地域における持続可能な森林管理に貢献できる大きな機会を有しています。 アジア市場において森林認証がまだ十分に浸透していない中、市場による需要の強化、生産能力の拡充、そして持続可能な商品を提供する供給チェーンの連結を実現するための新しいアプローチ法が求められています。 PEFCは、森林分野領域の多様なステークホルダーを今年のPEFC森林認証ウィーク期間中のステークホルダー・ダイアログに招集し、アジア地域内の森林関連部門における持続可能な業務を盛り上げるためのアクションの契機とすることを目指しています。

第4回PEFCステークホルダー・ダイアログは、森林認証ウィークの開催期間中の11月14-15日に開催されます。この年次イベントには、森林分野から幅広くおよそ250名の関係者が参集し、問題解決のための討議に寄与します。 ステークホルダー・ダイアログの協調能力をさらに増大するために、PEFCはサイドイベント・デイを設け、関係団体や組織を招いて、出席者による専門技術や知識を活用した活動紹介や参加者の参画を促します。 このサイドイベントに関する提案を、8月31日まで募ります。

また、PEFC森林認証ウィーク期間中には第18回PEFC総会も開催されます。この総会では、PEFC内部のワークショップや最近発表された2013版COC規格に関する詳細情報を提供するトレーニング・セミナーなども開催されます。

PEFC森林認証ウィークは、PEFCがマレーシア木材認証会議(MTCC)との共同で開催するイベントです。
アジアで開催されるこのPEFCのイベントに、是非多数の日本のステークホルダーからの積極的な参加をお勧めします。
詳細は下記にアクセスするか、PEFCアジアプロモーションズまでご連絡下さい。
http://www.regonline.com/Register/Checkin.aspx?EventID=1216015&lbrd=1&rtypeid=291222" target="_blank">http://www.regonline.com/Register/Checkin.aspx?EventID=1216015&lbrd=1&rtypeid=291222

2013年7月2日
COC規格(PEFC ST 2002:2013)の日本語訳の一部修正について

先般、PEFCの新COC規格書の和訳についてお知らせ致しましたが、この度ご利用認証機関さまからのご指摘を頂き、 訳語のバラつきの統一など若干の修正を致しましたのでお知らせ致します。
なお、ご留意頂きたい点として、今回の訂正のなかで、この規格の5.5.3.4項(P.18)の最終行につきましては「小数点以下切り上げ/下げ」となっておりましたものを、 「切り上げ」と訂正させて頂きましたので、ご注意ください。
修正後の文書は当ウェブサイトのPEFCテクニカル文書のページにてご閲覧可能です。

なお、新COC規格をご説明するためのセミナーは本年10月を目途に開催の予定ですが、詳細につきましては追ってご案内申し上げます。

2013年6月21日
PEFCセミナーin 大阪2013のお知らせ

このたび、PEFCアジアプロモーションズは、中越パルプ工業株式会社様のご協力を賜り、大阪にて「PEFCセミナーin大阪2013」を開催する運びとなりました。このイベントは、 東京圏以外の場所においてもPEFCセミナーを開催して欲しいとの関係者からのご要望にお応えするもので、森林認証やPEFCの基礎知識を中心テーマに、 関係企業からのプレゼンテーションも予定されています。
森林認証やPEFCについてもっと知りたい方、認証を検討されている企業などからのご出席をお待ちいたしております。
<PEFC セミナー in 大阪>
テーマ:PEFCの基礎知識と最新事情
企業報告:積水ハウス株式会社、株式会社イムラ封筒
日時:2013年7月19日(金) 14:00 – 16:45
場所:大阪会館 E会場
大阪市中央区本町4-1-52、06-6261-9351、http://www.o-kaikan.com/access.html
参加料:無料

ご希望の方はPEFCアジアプロモーションズまでお申し込み下さい。(info@pefcasia.org)

2013年4月26日
PEFC-COC認証でEUTR(欧州連合木材規制)の要求事項に対応を!

PEFC関係者の皆さまにはすでにお知らせ致しましたが、去る3月3日より欧州木材規制(EUTR)が施行されております。 PEFCは、この規制による影響を受けるCOC認証企業の皆さまが関連要求事項を容易く満たすことが可能となるよう、 COC規格の同要求事項への適応を念頭に、現COC規格に小規模な改正を加えた新しいCOC規格(PEFC ST 2002:2013)の策定を昨年より進めております。 この新規格は本年5月の発効に向けて只今準備の最終段階にあります。
これと関連して、PEFC評議会は新規格の発効の前に、認証企業様のEUTRへのご対応の参考文書として、この度「PEFC-COC認証でEUTRの要求事項に対応を!」を発行しましたので、 参考文書としてぜひご活用ください。
この文書の日本語訳は、下記をクリックするか、本ウェブサイトの「PEFC声明書」のページでご閲覧頂けます。

日本語: 「PEFC-COC認証でEUTR(欧州連合木材規制)の要求事故に対応を!」
English: 「Meeting EUTR Requirements through PEFC-COV Certification」

2013年4月19日
ご地元でPEFC入門セミナーを開催しませんか?

PEFCアジアプロモーションズでは、認証企業・非認証企業両方を対象に、「PEFC入門セミナー」を昨年より隔月ベースに開催しておりますが、 予算や人的資源の制限もあり、どうしても東京近郊での開催になっているのが現状です。
一方で、東京以外での開催ご要望の声もかねてより頂いておりますことから、それも検討しております。
つきましては、各地域におきまして、ぜひ開催に向けてご地元の企業様に ご協力をお願いしたく、まずは広くお伺いしております。 経済的なご負担ではなく開催のための実質的なお手伝いをお願いできれば大変幸いです。

開催場所: 関西(大阪周辺)、中国・四国地方、九州、東北、及び北海道 のそれぞれ1か所
開催時期: 6月あるいは7月中の、午後2~3時間程度
ターゲットと目標集客数: 御社内の社員教育・お取引先・及びその関連企業等、少なくとも10~15人以上程度

ご協力頂く内容: 
1.適当な場所探し、ご提案
2.集客(直接・間接)
3.当日の資料準備や受付等のお手伝い

ぜひ、PEFCの益々の普及のため、また、貴社のPEFC関連事業の拡充のためにもぜひご協力を頂きたく、 何卒ご検討をよろしくお願い申し上げます。
ご連絡をお待ちしております。info@pefcasia.org

2013年3月28日
PEFCがAPPに関する苦情案件の結果を公表

PEFCは、PEFCのCOC要求事項違反の可能性を訴えるグリーンピースによる情報提供に答えて、この案件の関係認証機関であるSGS南アフリカ 株式会社-Qualifor Programme に対し、 APP社を対象とする正式な苦情を提出しました。
この苦情案件応えて、SGSはAPP社によるPEFC-COCの遂行状態を検査する調査を委任しましたが、この調査結果は、APP社がPEFC-COCの要求事項を正しく履行していることを確認しました。

この件に関する詳細はこのウェブサイトの「PEFC声明書」のページで閲覧可能です。

2013年3月26日
林野庁の木材利用ポイント事業 ― PEFC認証の輸入材もポイントの対象に!

林野庁は、本年4月1日から平成26年3月末までの2年間にわたり木材利用ポイント事業の実施を予定しております。我が国の森林整備や保全、温暖化の防止、 循環型社会の形成への貢献を目的とするこの事業は、国産材、地域材の使用を念頭においたものですが、 この度、PEFC認証を受けた木材など森林認証材もその対象となることが確認されました。
この事業の概要、付与対象品、ポイントの申請や交換品などの詳細につきましては、林野庁に直接照会するか、同庁のウェブサイトをご参照ください。

直接照会:林野庁木材利用課木材利用ポイント推進室 03-3502-8111(内線6220)
ウェブサイト:http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/point/index.html

2013年2月27日
森林認証に関心を深める中国のステークホルダー

中国森林認証管理委員会(CFCC)は、森林認証の普及に関心を寄せる中国のステークホルダーとの間やステークホルダー間の相互のやりとりを容易にするためのプラットフォームを構築しました。

この程北京で発足したCFCCステークホルダー・フォーラムは、CFCC認証制度の継続的な発展に関する最新情報の提供を目的に、毎年数回の会合を開催することを決定しました。このフォーラムは、情報交換、透明性の増大、 議論の場の提供を通じ、最終的には、森林認証の要求事項が中国に特有の事情を考慮し、現地の管理上の習慣や文化に見合うものとなるようにすることを目的としています。

CFCCの事務局長Yu Ling氏が議長を勤めたこのステークホルダー・フォーラムの発足会議には、NGO、認証機関、林業協会、学術研究者、政府関係者などが出席しました。

CFCC会長のWang Wei氏からは、中国独自の森林認証制度のこれまでの経緯、主要な成果、および今後の展開などについて説明がありました。出席者は、 この規格の制定作業グループをリードし、 多数の助言や作業グループが今後適宜勘案すべき改善可能な事項を提示したLu Wenming氏によるプランテーション管理および竹林管理に関する二つの規格案に関する講演を歓迎しました。 技術的な議論では、PEFCの2013年版COC規格が中国の相当文書にどう影響するかに焦点が集まりました。

オープンな交流の中で、ステークホルダーは様々な問題に関する見解を共有し、中国の森林認証の今後に関するコメントや助言を提示しました。結論としてWang氏は、今回と同様に今後のCFCCステークホルダー・フォーラム会議が協力精神に基づいて、 出席者による活力と熱意が継続する形で実行されることへの望むと述べました。

CFCCは国際PEFCに2011年に加盟し、2012年には中国森林認証制度のPEFC承認のための申請書を提出しました。 現在、承認のための手続きが進行中です。

今回のCFCCステークホルダー・フォーラム会議への出席者は下記の代表などです。
• MeadWestvaco China
• Bayer Crop Science China Co.,Ltd
• UPM China
• Stora Enso Guangxi Forestry Co., Ltd
• APP China
• Bureau Veritas China
• SGS-CSTC
• Beijing ZhonglinTianhe Forest Certification Center
• Heilongjiang Forestry Industry Group
• Jilin Forestry Industry Group
• Inner Mongolia Forestry Industry Group
• WWF China Office
• The Nature Conservancy (TNC) China Office
• International Union for Conservation of Nature (IUCN) China Office
• China Wildlife Conservation Association
• Team of Green Field Ark, Beijing Green Cross Center of Ecological Cultural Communications
• PEFC China Initiative
• European Forest Institute FLEGT Asia Program
• China Timber & Wood Products Distribution Association
• Anti-counterfeiting Packaging Committee of China Packaging Federation
• Chinese Academy of Forestry
• Beijing Forestry University
• Hebei Agricultural University
• Forest Survey and Planning Design Institute, State Forestry Administration
• Division of Certification Management, Science and Technology Development Centre of State Forestry Administration, China
• China Forest Certification Council (CFCC)

2013年2月12日
2013年ノルディックスキー世界選手権、森林がPEFCで勝利!

2012年の夏季ロンドンオリンピックから、2013年のフィエメ・ノルディックスキー世界選手権、そして2014年のソチ冬季オリンピックに至るまで、 スポーツ界はスポーツによる持続可能な森林管理への貢献の可能性についての認識をますます高めており、2013年のノルディックスキー世界選手権でも、PEFC認証林からの木製原材料が使用されます。

ノルディックスキーは森林の中や周辺で行われるので、北イタリアトレンチ二ノ地域のVal di Fiemma Valleyで開催される2013年の世界選手権の開催者にとっても、持続可能な林業の普及は至極もっともな動きであり、事実、 PEFC認証林からの木材が2013年大会関連の各イベントのバックドロップに使用され、スポーツと責任ある林業の間のつながりを一層明確にしています。

「ノルディックスキー世界選手権は持続可能な林業の恩恵および森林認証の重要性を一般社会に向けて強調する絶好の機会であります。非常に多数の人々がテレビでVal Di Flemmeの森のPEFC認証トウヒ林の美しさを見ることができ、 後に木材製品を購入する際にPEFCのロゴ付きのものを探すことで、そうした森林を守ることに貢献できます。」と、PEFCイタリアの次局長Francesco Dellagiacoma氏は述べました。氏はさらに続けて、「だからこそ、パンフレット、 ポスター、文房具、ティシューペーパーやトイレットペーパーまでを含めて、使用される原材料として認証を受けた持続可能な生産源からのものを調達することを、私どもは2013年ノルディックスキー世界選手権の開催者に勧める次第です。」と述べました。

2013フィエメ大会は、コインも発行されていますが、2月20日から3月3日までVal di Fiemme地区の色々な場所でクロスカントリースキー、スキージャンプ、ノルディック複合などを含んで開催されます。 Fiemme 2013 実行委員長のPeter Degodenz氏とPEFCイタリアの理事長Pier Luigi Ferrari氏の署名による同意書は、地域産の原材料および地域企業を活用してカーボンの排出を極小をはかり、さらにTrentino地域の経済発展を支援することを定めています。 これとの関連で、PEFCイタリアは地域産の認証原材料の使用によるCO2削減量を計算する予定を立てています。

スポーツ施設やアスリートがメダルを受ける表彰台などを含む主要な木製構造物 は地元のPEFC認証森林からの木材が使用されており、PEFCのプロジェクトCOCを獲得する準備中です。 2014年のソチ冬季オリンピックは2012年のロンドン、2013年のノルディックスキー世界選手権にならい、木製の原材料については認証材を指定することとなっています。

2013年1月21日
欧州連合木材規制の要求事項

PEFCは、COC認証を受けた林産品業者が本年3月から実施される欧州木材規制連合(EUTR) の要求事項を満たすことが出来るように、現在COC規格の小幅な改正を進めております。
これを受けて、この度PEFCアジアプロモーションズは認証企業や他の関係企業の便宜のために、EUTRの要求事項を解説するイギリス政府(CPET)の文書の和訳を用意いたしました。

なお、この文書は上記イギリス政府の関係ウェブページから抜粋したご参考資料であり、その内容、訳文に関する責任は負いかねますので、ご了解の上ご利用ください。 関係ウェブページのURLは下記をご参照ください。
http://www.cpet.org.uk/eutr

「欧州連合木材規制要求事項」

2013年1月7日
中国森林認証制度が公開協議(パブコメ)を実施中

この度、中国の森林認証制度である中国森林認証評議会(CFCC)は、PEFC評議会の承認申請を正式に提出しました。 これに伴い、PEFCの正式手続きに基づいて、現在2013年2月13日を期限とするPEFCの持続可能性基準との適合に関する公開協議(パブリックコメント)が実行されており、 ステークホルダーからのコメントを募集しております。

CFCCの理事長Wang Wei氏は、「色々可能な選択肢を慎重に検討した結果、国際的な認知を得る手段として、私どもはPEFCとの協調を選びました。PEFC規格は、最良の森林管理の実践を代表するものであり、最新の科学的な研究の成果を基に、各国の主権を尊重しています。 PEFCは、各国に特有の森林生態系が必要とする要素、法的や行政上の枠組み、社会文化的な状況を考慮に入れている点で特徴的であり、中国はこれらを大切であると考えます。」と、述べました。

「PEFCは、国の森林認証制度とPEFCのグローバルな持続可能性基準との間の適合性を第三者による査定を通じて検証するシステムを採用する唯一の国際森林認証制度です。私どもがPEFCに魅力を感じる点は、PEFCが一方で現地の環境を勘案し、 他方で国の所有による制度であることを勘案すると言う二つの勘案事項の結合であり、また、それらの実行に関して求められる厳格さと相まったシステムであることです。

PEFCの規則は、承認を求める各国の森林認証制度が、規格制定の段階から、持続可能な森林管理、COC、ロゴマーク使用、認定などに関する要求事項にいたるまでの森林認証に関連する一連の事項に関する要求事項であるPEFCの持続可能性基準に適合することを求めております。 そしてその適合性は第3者による審査を通じて検証されます。グローバルなレベルのステークホルダー公開協議はその審査の重要な部分であり、関係者のすべてがその国レベルの規格とPEFCの要求事項との適合性に関する見解や情報を提供することを可能とします。

関係者の皆さまは、ぜひ、2013年2月13日までにPEFCのオンラインコンサルテーションツールキットを使用してコメントを提供してください。

コメントの提出用のツールキットはPEFC本部のウェブサイトで入手可能です。(http://consultations.pefc.org/consult.ti/CFCSassessment/consultationHome)

2012年12月27日
PEFC評議会の事務局長の来日報告

PEFC評議会のベン・ガニバーグ事務局長は、今月12日にグローバルなPEFC普及活動の一環として来日し、約1週間の滞在期間中に、官庁、環境関係団体、金融機関、日本の森林認証制度、認定機関、学術研究者、 PEFC認証企業や大手多国籍企業など日本の各分野の多数のステークホルダーを訪問し、PEFC認証のご愛顧へのお礼やご挨拶、またPEFCの最新事情のご報告などの情報交換を致しました。また、今回は12月中旬の来日とあって、 東京国際展示場で開催中の環境展として世界的な規模を誇るエコプロダクト2012を視察し、PEFCグループのブースで共同出展した4社のスタッフへのご挨拶やこの展示会に出展している大手企業のブースを訪ね、PEFCの紹介や挨拶など情報交換をいたしました。 滞在の最終日には、NPO法人PEFCアジアプロモーションズの会員を中心とするPEFCサポーターの皆様との懇親会でPEFCに対する日頃のご支援に感謝の意を伝え、交流を進めました。 

この度の来日にあたって、日本のステークホルダーに宛ててPEFC事務局長が最も強調したのは下記3つのメッセージです。
1. 世界でも有数の木材輸入国である日本は、森林認証制度の国際的な普及の上で多大な影響力を有する大切な役割を有する国であり、その潜在的な影響力を認識した上で、日本のステークホルダーにはこの分野で受け身にならず、世界をリードする積極的な役割を果たして欲しい。

2. 日本における森林認証制度の普及のためには一般社会や消費者による森林価値や森林認証に関する認知や理解基づく需要の増加が必須であり、このためにはPEFC認証企業による、顧客からの需要待ちの姿勢ではない、より積極的で活発なPEFCロゴマークの使用が求められる。

3. 一部の企業の調達方針においては、特定の森林認証制度のみをサポートする事例が見受けられるが、こうしたことは森林認証制度全体の普及や持続可能な森林の管理の一増の拡大を阻害するリスクがあることを自覚して、すべての制度を包括的に受け入れる方針を貫いて欲しい。

                                                

2012年12月6日
イタリア報告:イタリアではマンガにPEFC認証紙

イタリアでは、全国森林の約9.3%にあたる約77万へクタールが認証を受けてり、このうち約96%がPEFC、4%がFSCです。林産業界としては、8万3千社の中小規模が存在し、 輸入材を中心とした商品の製造に従事しています。PEFCのCOC認証取得企業は730社で、PEFCの中にあって大変状様な国の1つです。 こうした国内事情を背景に、PEFCイタリアは、2001年4月に独立NGOとして、チョコレートの街でもあり、またサッカーの中田選手が活躍した街として日本人には馴染みのあるペルージャに設立されました。

PEFCイタリアの活動目標は、合法的で持続可能な原材料を使用した林産品に関する社会的な意識の向上を目的としており、様々な認証商品を通じて、持続可能な森林管理と消費者の橋渡しとなることにあります。分かりやすい認証商品の例として、 通常の木材製品に加えて、メガネのフレーム(木製)、トリュフ、蜂蜜、エッセンシャル・オイル、ビールなどの非木材品があります。地球と子供のために持続可能な森林の普及を図っています。
また、各種のイベントにおけるPEFCの普及活動も活発で、例えば、ルッカ市で毎年秋に開催されるイタリア最大のマンガ・アニメーション・ゲーム・SF ファンタジーのフェスティバルであるルッカコミックス&ゲームズでは日本文化が大々的に紹介されていますが、こうした現地語のマンガはPEFC認証を受けています。日本でも、PEFC認証紙を使用したマンガの発売が期待されます。

2012年11月29日
Delaforesta、 これはハムの話です。

スペインと言えば、暑くて乾いた夏と気まぐれな雨を伴う温和な冬という地中海性気候が思い起こされます。動植物相の多様性と広範なその分布を擁する地中海地域の森林は、こうしたユニークな気候によって特徴づけられ、 今、世界初の認証ハムのホームとなりました。

イベリア半島に見られる地中海性森林の典型的な樹種としては、デエーサ樫、トキワ樫およびコルクの古林などがあります。デエーサ樫の森林は、歴史の流れの中で、人間活動によって搾取的やネガティブな力を加えることなく行われた森林転換の結果であり、 人間の手による影響は生態系の発展に好ましい役割を果たしました。 適切に管理されたデエーサ樫の森では、牧畜、狩猟、コルク生産、観光などが行われており、これらは生物多様性や生息地の保全および種の保護に則っております。

Accion Forestal (AC)は、長年スペイン南部の牧畜業者のコンサルタントとして活躍しており、最高品質の林産品生産を可能とするための最善の森林の手入れ法を指導して来ました。 2007年に、ACは3万ヘクタールを超える80以上のプランテーションを対象に含むPEFCグループ認証システムを設立し、このシステムの下に、デエーサの私有林がPEFCの要求事項に従って管理されています。

「デエーサ樫のPEFC認証は、土壌の保全や浸食の防止による水系の循環調節を促し、周辺の湿度を高めに維持し、動植物相を保全し、炭素吸収源として森を利用します。これらすべてが相まって、 環境や生産性における高い持続可能性と安定性をもたらします。」と、20年以上の生態系管理の経歴を持つ林業エンジニア兼企業経営者であるAndres Dominguez 氏は述べています。 適切に管理されたデエーサ林から産出される製品の中でも、イベリコ豚は最も需要が高いものの一つです。その人気の元は、すぐれた品種、選別、および糖分、繊維、タンパクに富む栄養豊富などんぐりを含む飼料にあります。 こうした特徴がまとまってイベリコハムが提供されおり、独特の歯ごたえ、アロマ、そして味に加えて、オキシダント予防の特質などの恩恵を可能にしています。

今日、地中海食の特色である健康的で自然、かつ環境に配慮した生産法による製品に対する消費者の需要が増加しています。これこそがAccion Forestal を触発し、同社をして認証林からの非木材製品の認証と商品化の開発をはかるプロジェクトを推進させる原動力となりました。 このプロジェクト名が、Delaforestaであり、これは持続可能な森林からのイベリコ製品を意味します。最初の認証製品の1つが、放牧地と樫の森の中を自由に動きまわり、自然の恵みであるどんぐりを食すイベリコ豚からできたハムです。これは世界で最初の認証ハムであり、 今後、ACは認証林産品を、狩猟肉や蜂蜜に拡大することを計画しています。 「私どもにとって、イベリア製品のためのPEFCのCOC認証取得は、環境に配慮したより高い品質の保証を可能にするものです。また、それは、消費者にとっての魅力を他の類似品と比べても際立たったものにしています。」と、ACの森林認証部長Segundo Rodriquez氏は述べました。

Andres Dominguez氏によれば、PEFCのCOC認証はデエーサ林の持続可能性を保証し、森林から市場につながる林産品の供給チェーンを通したトレーサビリティーを確約するものです。同氏は続けて、「私どもは、家畜の選択から最終製品までの一連のプロセスすべてを主導しており、加工と貯蔵庫に関して貯蔵担当者である地元のスペインハムの専門家と綿密に協力しています。伝統的なイベリア生産を奨励し、農村地域の労働を保全する最も適切な方法は、持続可能な森林管理と地元の畜産業者の利害を統合することにあります。」と述べています。 認証ハムやその他の非木材認証品に関する詳細は、Accion Forestalのウェブサイトで入手可能です。

この「グリーン」なハムのメーカーは日本の消費者にもぜひ購入を勧めています。ご興味がある方はPEFCアジアプロモーションズまでご連絡ください。

2012年11月7日
EU木材規制:的を当てたPEFC!(10月24日付PEFCニュース)

2012年12月初旬に予定されている改正COC規格のパブリックコンサルテーションを以て、PEFC認証企業は、PEFCのCOC認証がEUの木材規制(EUTR)に見合うものであることに自信を持って頂けます。

2013年3月に発効する欧州連合木材規制(EUTR)は、違法伐採された木材がEU市場に入り込むことを禁止するもので、EU内の木材取引きの関係者に対し、 違法伐採木材の取引に関するリスクの極小化を図るための必須手順を定めています。これは、域内の生産品及び輸入品ともに適用されますので、世界中の企業にも関連するものです。 この要求事項への順守を要求されるオペレーター企業(欧州市場に最初に出荷する企業)に求められる調査分析法は下記の3要素によって構成されます。
• 情報へのアクセス
• リスク分析
• 確認されたリスクの軽減

これらの要求事項の順守を目論む企業には、現在、認証製品に使用される原材料の100%が既知の生産源からのものであることを要求する唯一の森林認証制度であるPEFCの選択が推奨されます。 PEFC認証企業は、すべての部品について、その生産源が不明である事態の極小化とリスク軽減が可能です。

本年初頭に実行されたPEFCのCOC規格の包括的な差異分析の結果、EUTRの要求事項に見合うためには、軽微ではありますが、より練られた変更が求められることが明らかになりました。マルチ〈多元的な〉ステークホルダーによる作業グループによる改正COC規格の策定は順調に進み、 2012年12月に予定のパブリックコンサルテーションの実行が可能となりました。規格の最終案は2013年3月に承認される見込みです。

今回の規格変更は下記を確実にし、企業にもメリットをもたらします。
1. PEFC・DDSが、必須のものとして認証原材料、非認証原材料を問わずすべての原材料の流れに適用されます。
2. PEFC・DDSの情報要求は、EUTRやアメリカのレーシー法や現在進行中である豪州の違法伐採禁止法などの法律や規制が求めるすべての情報をその対象に含みます。
3. PEFC・DDSは、デューディリジェンスに対する体系的な方法を求めるEUTRや法的要求の原則や要求事項に見合うPEFCのCOCの不可欠なパートです。

「PEFCのシステムは、2013年3月のEUTRの施行以後、これに見合うものとなります。PEFCのCOC認証は、EUTRの順守を目指す企業から優先的に選ばれるメカニズムであらんことが期待されております。 加えて、市場がますます合法性を超えた持続可能性を要求している時流にあって、PEFC認証は企業にとって大きなメリットとなります。
実行に向けて動き出す中、EUTRを順守しなければならない企業に関するEUTRの要求事項が11月9日の欧州委員会のステークホルダー会議のテーマとなることが見込まれます。 この会議は、本件のさらなる明確化を進め、同委員会は10月末に公表を予定しています。PEFCは、この会議に参加致します。

欧州森林研究所(EFI)のEU FLEGTファシリティーが作成したFAQ下記でダウンロードが可能です。(英語)

・Importing and Exporting:
http://www.pefc.org/images/stories/documents/external/faqs_eutr_en-importingexporting-sept12.pdf
・Due diligence, certification and enforcement of the EUTR:
ttp://www.pefc.org/images/stories/documents/external/faqs_eutr_en-due_diligence-sept12.pdf

2012年10月18日
オランダの環境ラベル財団がPEFCの強健さを確認!

この度、オランダの環境ラベル財団Stichting Milieukeurの苦情委員会は、NGOの連合による苦情の申し立てを拒絶し、PEFCがオランダ調達基準に適合していることを確認しました。
今回の拒絶は、NGOによる反対を根拠なしとした1年前のオランダ木材評価委員会(TPAC)による拒絶に続くもので、 PEFCがどの段階においてもオランダ基準が定める持続可能性を提供するものあることを確認し、これで4年にわたる徹底的な調査の工程が終了しました。
本件に関する詳細は、このウェブサイトのPEFC声明書(下記)のページでご閲覧可能です。

http://www.pefcasia.org/japan/about_council/statements/index.html

2012年9月13日
先住民の伝統知識と資源への理解

世界には、森林に生活の糧を依存する人々が推定16億人おり、そのうちおよそ6千万人が先住民です。これは、森林の喪失が直接森林や森林景観の中で生活や仕事をする地域社会の生活の有り様や糧が脅かされることを意味します。
同様に重大なのは、森林や関連農業エコシステムの生物多様性の持続や増大を図りながらも、数世紀にわたり地域の先住民社会の糧や文化を支えてきた伝統的な森林関連知識や習慣が失われる可能性を孕んでいることです。

こうした伝統知識に触れてこれを理解し、森林認証が、先住民の地域社会に貢献できる機会を確認するプロジェクトとして、PEFCは 2011PEFC共同資金(2100 PEFC Collaboration Fund)を通じたKadioanへのサポートを選択しました。 Kadioanは、フィリピン所在の組織で、原産資源システム(indigenous resource systems)の普及を目的としています。マレーシア木材認証評議会(MTCC)はこのプロジェクトに追加支援を提供しました。

先住民社会による森林認証に関する限られた知識や特に先住民の諸権利を認める森林認証の恩恵などを鑑み、このプロジェクトは、先住民が森林認証に対して潜在的な関心を持っていると認識しています。これには、自由かつ事前のインフォームドコンセント、 ILO条約169号や先住民の先住民族の権利に関する国際連合宣言などで記述される習慣的および伝統的な諸権利、歴史的・文化的および精神的な重要性を持つと認められた場所などに関する基準を含みます。

マレーシア、タイ、フィリピンなどの先住民社会を対象に含むこのプロジェクトは、また、そうした人々の特定のニーズに最も適したメカニズムとしてのグループ認証に関する関心度を上げることになりました。 「今では、確実に森林認証と先住民による森林管理システムの持続可能性の間の繋がりに対する理解が進んでいます。」と、 PEFC理事会メンバーである熱帯林先住民族・部族民国際同盟(IAITPFT)のMinnie Degawan 氏は述べました。「同様に大切なのは、やるべきことはまだ多いとはいえ、グループ認証を可能にする要因である先住民社会間の協同を強化したことです。」

Kadioanは、先住民社会との協同で 特に、フォーラムや訓練ワークショップなどの活動を通じて、認証の価値の普及を図っています。 Kadioanは、さらに、その活動を小規模な森林の住民が認証を受けるためのメカニズムである小規模グループ認証プロジェクトへと繋げています。

2012年8月29日
国際エネルギー機関による認証制度に関する戦略的な調査

持続可能なバイオマスと森林認証に関するPEFCステークホルダーダイアログと時を同じくして、 国際エネルギー機関(IEA)バイオエネルギーは、2012年8月15日までのバイオマス、 バイオ燃料、バイオエネルギーの持続可能性認証に関する調査を実行しました。

この調査は、特にバイオエネルギー生産システムのあらゆる側面に積極的に関わる人々の業務経験に関して調べるものです。 IEAによって設立された組織であるIEAバイオエネルギーは、バオマスの供給原料の生産、 そのバイオ燃料およびバイオエネルギーへの第一次及び第二次転換、市場や取引への従事者からの意見聴取を欲しています。

農業、林業、エネルギー専用作物に基づくバイオエネルギー、および強制的または任意的な規格、法制、規制および PEFC等の認証制度などの統制メカニズムに精通している専門家には、ぜひその経験を共有して頂きたいものです。 この調査は、特に、制度の効果を向上する方法に関するステークホルダーからの寄与に焦点を充てたものです。

この調査は、調査の一環であり、バイオエネルギーの持続可能性認証の現実的な実行のプロセスをモニターすることを狙って、 認証の動きによるステークホルダーへの影響を評価し、予想される世界のバイオエネルギー取引への影響を数量化し、 制度間の調整の度合いを査定し、市場を弱体化し持続可能な取引を減少させる様な障害を除去するための提言するものです。

今回のIEAバイオエネルギーによる活動は、2012年11月14日にオーストリアのウィーンで開催されるPEFCステークホルダーダイアログと同時開催され、 森林バイオマス使用をエネルギー用や他の産業用への拡大に関連する持続可能性の問題と、森林認証の適用を探求するものです。このイベントは、 最終的には持続可能な林業に関するセクター間の関係や理解を強化し、知識や使用可能なツールの交換を促進することを追及しています。

当然ながら、PEFCはIEAバイオエネルギーの年次会議とPEFCステークホルダーダイアログの同時開催によって、両組織の持続可能なバイオマスと認証に関する活動において、 どう相互的なメリットを提供できるかを探求しています。(PEFC国際ニュース2012年8月8日)

2012年7月25日
強まる持続可能なバイオマスと森林認証の繋がり

世界的に、木材は膨大なエネルギーの源です。それは、再生可能エネルギーの主要源であり、世界の主要なエネルギー供給の約9%を占めており、20億人の家庭の料理や暖房用のエネルギーを供給していると見積もられています。

こうした印象的な実績を証明している上になお、木材、またはより広くは、森林バイオマスは、社会による化石燃料への依存を削減し、グリーン経済への移行を進める上における死活的な役割の限りない約束を守り続けます。しかしながら、 森林バイオマスが確実に期待に応え、拡大する持続可能で再生可能なエネルギー源を提供することが可能であると言うことは、一連の問題への留意が求められる繊細なバランスを意味しています。この意味で、持続可能な森林管理の確約と その促進のためには森林認証の活用が不可欠であると言えます。しかし、従来からの林業部門以外において、森認認証はほとんど知られていません。

近年、自主的なバイオマス規格が拡散してきています。加えて、規制環境が進んでおり、地域によっては再生可能なエネルギーや持続可能なバイオマスを扱う強制的な規格が制定されたり、これから制定されようとしています。 こうした措置は、森林資源を保護しつつバイオマスの持続可能性やバイオエネルギー生産を促進するためにどのように位置づけられるべきでしょうか?RED、REDD+、LULUCFおよび、森林認証はどう作用し、 マーケットに影響を及ぼすのでしょうか?欧州連合市場に初めて持ち込まれる木製バイオマスの合法性の担保を求めるEUTR のインパクトはどの様なものでしょうか?

「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」にあたり、PEFCはマルチステークホルダー対話イベントを招集し、森林バイオマスのエネルギー向けまたは他の産業向け用途の拡大と森林認証の活用に関わる持続可能性に関連する諸問題を探求します。 このイベントは、最終的には、持続可能な林業に関する各部門の間の関係と理解の強化と、知識や利用可能なツールの交流を進める方法を追及することを目的としています。

このイベントでは下記を行います。

• 森林バイオマス生産の文脈において、バイオマス規格や政策が社会、環境、経済的価値を保護することを
可能とする展望を探求する
• 森林バイオマス生産にさらに強固な確約を提供するために森林認証制度に対する需要とその役割を査定する
• 森林と増大するエネルギー需要を視野に入れた森林の潜在性と持続可能性の実現に焦点を充てたイベンを通じてで多様なステークホルダーのグループを拡大する
• ステークホルダー間の協調の機会を見出す

このイベントは2012年11月14日にウィーンのParkhotel Schönbrunnにおいて開催されます。詳細については、PEFCアジアプロモーションズ、または、PEFC事務局development@pefc.orgまで直接ご連絡ください。

2012年7月18日
PEFC主催のRio+20のサイドイベントで、森林管理の中心はヒトであることを強調

世界の森林をどう保護するのが最適であるのかに関する討論においては、しばしば持続可能性を支える3つの柱のうちの1つである「社会的則面の柱」が見過ごされやすい傾向があります。先週のRio+20会議に併設されたサイドイベントへの出席者によって、人間こそが持続可能な森林管理の中心なのであり、持続可能な森林管理が確実に、 森林やその周辺に居住または就労する人々から恩恵を受け、また、そうした人々に森林の恩恵を与えるためには、PEFCのボトムアップ式の方法論が不可欠であることが合意されました。

Rio+20会議でPEFC、IFFA、IAITPTF が開催したサイドイベントでは、「ローカルにコントロールされた森林管理」がテーマに取り上げられ、参加した各国政府、政府間組織、研究所、産業界、労働界、先住民団体、国際森林認証制度などの代表によって リオ森林認証宣言の妥当性を確認する議論が行われました。

環境と開発国際協会(IIED)の森林リーダーであるDuncan Macqueen氏は、グローバルなレベルにおける持続可能な森林管理や森林保護のための貢献には、「ローカルにコントロールされた林業」が不可欠な部分であること、 そして、経済発展や貧困緩和に対するその貢献を過小評価すべきでないことについて、出席者の注意を喚起しました。最近の調査によると、先住民や森林地域社会によって所有、あるいは管理されていると見られる森林の面積は途上国の森林の21%から31%に増加しており、 それゆえ、「ローカルにコントロールされた森林」をさらに拡大することを可能にする枠組みを築く努力が求められております。そうした枠組みを可能とするには、商業的森林権、強固なビジネス能力、新進気鋭な企業家精神、そして資金などの諸条件があり、 それらの条件は権利をベースとするサポート、 企業支援、組織作り、取引仲介などを可能とする投資によるサポートを必要とします。

IFFAの副会長Lennart Ackzell氏は、土地保有権の確保や現地の組合を通じて現地の人たちや地域社会の生計を支える森林の役割を考慮に入れた包括的な考え方こそが、 長期的持続可能性の大きな可能性と生活条件の改善を実現することを確認しました。その例として、同氏は、森林が80年かそれ以上の長期的な周期で管理される国であるスェーデンにおいて家族経営の林業 がいかに実績を上げているかについて例示しました。過去数百年の間に森林面積が倍増したことは、家族経営の林業が持続可能性を有していることを示しました。

スエーデンや他の場所で得た経験や教訓が持続可能な森林管理規格の策定に貢献したとは言え、実際の森林管理における持続可能性とは何か、に関する絶対的な定義は存在し様がありません。 未来の世代だけが、 森林管理に関する幾多の方法論の中のどれが持続可能であるのかを示すことができるのであろうし、今日私どもが自信を持って言えるのは、森林認証制度や政府間プロセスなどが提供する様々な方法論によって持続可能性が促進されるということです。

Ackzell氏は、現地のコミュニティーや人々による森林管理への関与が根本的に重要であること、そして、土地の保有権や使用権の確保が持続可能性や長期的な計画、森林所有者による協働、 情報や知識の共有、互助など種々の恩恵を受けるための前提条件であることを強調しました。

熱帯林先住民族・部族民国際同盟のエグゼキュクティブ・セクレタリーであるEstebancio Castro Diaz 氏は、先住民族の権利に関する国際連合宣言などの国際条約が重要な手段であるとしても、途上国でローカルにコントロールされた林業が直面する主な問題は、 こうした国際条約が国のレベルにおいては実行されていないか、されていても不十分な状態にあることである点を強調しました。

国連宣言の採択は、先住民にとって必須です。なぜなら、それによってこそ、彼らは保護され、政府と対等の関与や、土地保有権や財産権の明確化、長期的な森林管理の実行が可能になるからです。

国連森林フォーラム(UNFF)のディレクターJan McAlpine氏は、もし人が「環境」、「社会」、「経済」の持続可能性の三つの柱を切り離してしまえば、そして、もし森を人々から切り離してしまえば、 人は要点を失ってしまうことを強調しました。国連森林フォーラムが、参加国のマルチステークホルダーの利害のためのフォーラムや実現者として介在することは、協働や国のレベルで得られた経験や教訓の共有を奨励し、 持続可能な森林管理を促進する長期的な政治的コミットメントの強化につながるとして、出席者から歓迎、支持されました。

Brazilian Forest Serviceの理事長Antonio Carlos Hummel氏は、ブラジルにおける地域社会経営による林業が直面する課題を強調し、そうした課題の内容として、 適切な政治的かつ制度的な枠組みの構築の必要性、奨励メカニズムの欠乏、焦点の法的強制対森林認証、林産品市場へのアクセス、民間部門の参画、公共政策における地域の発展にかかわる優先事項の考慮、 社会統制、地域管理統制などを挙げました。

Bureau Veritas社の森林認証担当Maria Godoy氏は、ブラジルにおける最近のPEFCグループ認証プロジェクトのケースとその経験と教訓、とくに、認証が市場への参入障壁となっている小規模の林家へのサポートなど 民間部門が直面する機会と問題に関する講演を行いました。民間部門は、小規模、家族経営、地域社会経営による森林がを認証林とするための奨励策や援助策の上で重大な役割を果たすことが出来ます。 例えば、認証コストへの助成金、組織上と運営上の技術移転、最良施業慣習の共有の促進などです。

小規模林家を支援するこうした投資は、利益あるビジネスへの投資を通じて認証木材の供給を確実にするので、民間部門にとっても恩恵があります。 さらに、そうした投資は将来の紛争の回避を可能とし、地域経済や景観の多様化による長期的な社会的平等を促進し、責任あるビジネスの利益増大へと貢献することが出来ます。

出席者は、持続可能な森林管理のための統合的かつ横断的な方法論の必要性について討論しました、森は、真空に存在するわけではなく、農業、都市化、社会基盤開発、また気候変動、 貧困緩和、土壌、水質、生物多様性などその他の部門から大きな影響を受けます。

今後の進展のためにも、森林が持つ多様な特性を統合する包括的かつ協働的な方法が強調される必要があります。持続可能な発展は、林業だけのものではありません。 私どもは、それを社会全体に浸透させる必要があります。

リオ森林認証宣言は、その第一原則の中で、「持続可能な森林管理の中心にいるのはヒトである」としていますが、それは持続可能な森林の管理を推進するためには、 森林認証とその継続的な成長をより良い形で推進するために何が求められているかに関する指針を与える一連の共通原則が必要であるとの考え方に基づいています。その統合的な方法こそ、 すべてのステークホルダーによる支持を可能とし、実現者としての役割を果たすための枠組みを打ち立てるものです。(2012年6月月25日)

2012年7月9日
PEFCによる苦情に対するオーストラリアの認証機関NCSIからの返答

PEFCは、本年4月に、タスマニア林業公社による持続不可能な伐採量の生産が実行されているとの一部関係者からの主張を受け、関係認証機関であるNCSIに対し、 調査を求める苦情を提出致しておりましたが、この度、この苦情に関する回答が同認証機関からありましたので、これを公表いたしました。
調査では、今回の主張の根拠がタスマニア森林政府間協定の独立検証グループ委員長の報告書の一部が文脈と離れた形で利用されたものであることが指摘され、 また同委員長もこれを認める供述をしていていることから、この主張の根拠に現実性がないとして、タスマニア林業公社による施業にAFS規格への違反はないとの結論を下しました。
NCSIからの回答書は下記にてご閲覧可能です。(付属書は英語にてご閲覧ください。)
・英語:Response from NCSI to PEFC Complaint on “Unsustainable Harvesting” by Forestry of Tasmania
・英語:Appendix A
・日本語:タスマニア林業公社による「持続不可能な伐採に」関するPEFCの苦情書への回答

2012年7月3日 new
PEFCの会長William Street氏がエレノア・ルーズベルト人権賞を受賞

この度、PEFC評議会長のWilliam Street氏が労働者の人権擁護の功績によりエレノア・ルーズベルト人権賞を受賞しました。
兼ねてより、持続可能な森林管理を実現するには環境に加えて、 経済や社会面における持続可能性の重要性を訴えてきたPEFCにとっては、 この受賞は大変意義あるものとして、PEFCはこの受賞を大歓迎しています。

このニュースに関する詳細は、このウェブサイトの「PEFC声明書」欄で閲覧可能です。

2012年6月22日
オーストラリアニュース:消費者はPEFCなどエコ関連のラベルの付いた商品を優先

Mobium Groupによる最近の調査によると、オーストラリア人の10人に8人は(PEFCの様な)環境関連のラベルは購買品を選択する上で役に立つと答えました。 同様に、多くの消費者は、顧客のためにエコラベル付きの商品を揃えることは小売業者の義務であると考え、89%がこうしたことは「重要」または「大変重要」としています。 これは、4万人を超えるオーストラリア人を対象に2005年から実施している「グリーンマーケット」に関する年次の消費者調査であるL最新Living LOHAS調査結果の一部です。
「LOHAS」とは、「Life Style of Health and Sustainability (健康と持続可能なライフスタイル)」の略語であり、 生活においてより健康的で持続可能な商品やサービスを取り込もうとする人々を意味します。 世界的には、LOHASは毎年5,500億米ドルを超える金額を費やす1億2千万人以上の消費者です。
この調査報告書は企業に、認証品にPEFCラベルを貼付することは非認証品やラベルなしの商品に対する競争上の優位性を与えるとの明快単純なメッセージ発信しています。 もし二つの商品が似ていて片方だけにエコラベルが貼付してあれば、環境に優しいものを選択しようとするオーストラリア人の80%は、購買においてそうしたものの影響を 「強く」または「やや強く」受けるだろうと言っています。
この調査報告書は最近のPEFC International Australian Certification Roadshowの前日に開催された2012National Wood Products Forum & Workshopにおいて提示されました。 このロードショーでは、6月12日から21日に渡りオーストラリア各地で開催される6つのイベントでPEFC事務局長であるBen. Gunneberg氏が紹介されます。
• シドニー:6月12日(火)紙、パルプ、包装品、印刷業者のためのPEFCセミナー
• パース:6月13日(水)建築家、ビルダー、木材業者のためのPEFCセミナー
• アデレード:6月14日(木)  同上
• ホバート:6月15日(金) 林業、木材業のためのPEFCセミナー
• メルボルン:6月19 日(火) パルプ、紙、包装品、印刷業者のためのPEFCセミナー
• シドニー:6月21日(木)建築家、ビルダー、木材業者のためのPEFCセミナー

2012年5月23日
PEFCがFSCに対し苦言:「持続可能な森林管理」をもっと注視せよ!

PEFC評議会は16日付の国際ニュースとして、PEFC認証材を管理木材として認めないとする報告書を発表したFSCに対し、 細かい差異にこだわらず、持続可能な森林管理の促進という本来の目的を注視して、 発足以来約20年を経過していまだ8%レベルにある世界の森林の認証の拡大のために協働するよう、呼び掛けています。
このPEFCの呼びかけの詳細は下記でご閲覧可能です。

・英語:PEFC Calls on FSC to Focus on Sustainable Forest Management
・日本語:PEFCがFSCに対し苦言:「持続可能な森林管理」をもっと注視せよ!

2012年5月7日
SFI声明書:アメリカグリーン建築協会がすべての森林認証制度を容認しなければならない10の理由

PEFCの承認を受けている北米の森林認証制度であるSFIは、この度のアメリカグリーン建築協会が主催するLEEDのグリーン各付けの 更新にあたり、SFIやAFTSなどすべての森林認証制度をクレジットの対象として容認すべきとして、北米のステークホルダーにパブコメへの 参加を呼びかけています。
これに関連するSFI声明書の和訳はこのウェブサイトのPEFC声明書のページでご閲覧可能です。

2012年4月11日
PEFCがTFIAの独立検証グループの報告書に基づいて苦情を申し立て

PEFCは、タスマニア森林政府間協定(TFIA)の独立検証グループが委員長名で発表した報告書において、 タスマニア林業公社の保有林で持続不可能な伐採量の生産が行われているとの主張がなされていることを、懸念を以て注視しています。(2012年4月3日)
持続不可能な伐採であるとの主張は深刻な事態であり、オーストラリア林業規格(AFS)が定める要求事項への不適合の可能性に関する緊急な調査が求められます。
この度PEFCが申し出を行った苦情書は下記でご閲覧可能です。

・英語:PEFC Complaint Concerning “Unsustainable Harvesting” by Forestry of Tasmania
・日本語:タスマニア林業公社による持続不可能な伐採に関するPEFCの苦情書

PEFCはこの苦情による調査要請の結果が報告され次第、これを公表致します。

2012年4月4日
ファッションブランド「ザラ」のニューヨーク新店舗でPEFC認証家具を使用

今月初め、世界的なファッションブランドのザラが最も持続可能なショッピングアウトレット店をニューヨーク市に開店しました。
マンハッタンの象徴である5番街に位置するその新店舗は、3つの階に広がる3万2千平方フィートの面積を有し、 持続可能性に対する同社の長期的なコミットメントの一環として、この店舗は環境に配慮した家具や調度品を幅広く取り入れています。
木製の家具や調度品にはすべてPEFC認証材が使用されており、その生産源が持続可能な管理下にある森林であることを確証しています。 同店が使用する紙製ショッピングバッグにはPEFCのロゴが貼付されているおり、また、プラスティック製のバッグには生分解性の材料が使用されています。
その他にも、この店舗の「グリーン」な点は、誰もいない時には部屋、トイレ、廊下の照明が80%まで暗くなるなどもあり、エネルギーの節約に貢献しています。 同様に、この店舗の閉店時間や仕入れ時間は容量の66%まで暗くすることでさらにエネルギーの節約を実現しています。さらに、 この店では、電力需要の大きい時にはエネルギーの棘波を防止する特製の温度自動調整器などを含む効率的な冷暖房システムを完備しています。 同店の入り口にある電子調整カーテンは、季節によって外部から入り込む熱い空気や冷たい空気の流入を防ぎます。
こうした措置の結果、この店舗は従来の店舗と比べ年あたりのエネルギー消費を30%、水の使用量を70%削減し、CO2の排出を年あたり150トン防止することが見込まれています。KDX御茶ノ水ビル
ザラは、Inditex小売業グループの一員で、このグループは、生産及び小売アウトレット店舗におけるエネルギー消費の削減のための措置を含む持続可能な開発のための長期戦略を策定しています。 加えて、その戦略の一環として、同グループは環境意識の向上、使用する紙や包装用品のリサイクルの促進を追及しています。新しいザラの小売アウトレット店舗のデザインや装備は、 InditexグループがCSRの一環として2011年-2015年の戦略的環境計画(Strategic Environmental Plan)で定める各種の措置とも合致しています。

2012年3月14日
PEFC声明書:リオから愛知、愛知からリオ「森林認証のメリットを最大化するための10原則」

PEFCは、去る1月発行のPEFCニュースレターの中で、「リオから愛知、愛知からリオ」のタイトルで森林認証のメリットを最大化するための10原則を発表し 成長の速度が鈍った森林認証の更なる発展のために、異なる立場や異なる意見のステークホルダーが協働する必要性を訴えています。
この声明書は本ウェブサイトの「PEFC声明書」のページで閲覧可能です。

2012年3月10日
PEFCが、インドネシアで発行のCOC認証に関する調査を正式要請

3月5日付で、PEFC評議会は、インドネシアのAPP社が使用する原木に保護の対象となっているRamin木が入っているとのグリーンピース の主張を受け、関係認証機関であるSGS社に対し、この真偽に関する調査の実施を求める正式な申し立てを提出しました。
調査結果は報告があり次第公表される予定です。

この声明の詳細は下記のPEFC声明をご参照ください。
・PEFC申立書(英語)
・PEFC申立書(日本語)

2012年2月27日
スペインの電力市場がPEFC認証バイオマスを利用

スペインの電力消費者は、近々にPEFC認証バイオマスから生産される更新可能なエネルギーによる恩恵を受けることになる見込みです。 この度、バロンサ・エネルヒア社は、アンダルシアにある合計33.8メガワッツの出力の生産力を有する3工場でPEFC-CoC認証を取得しました。 この出力量は、2万3千所帯の年間使用量に相当します。
バロンサ・エネルヒアはSacyr Vallehermoso Groupの一員で、森林バイオマスを責任ある形で使用することを約束しており、 調達する多量のバイオマスの持続可能性を示す目的でPEFC認証を取得しました。

「エネルギー企業は、使用するバイオマスがPEFC認証を受けていることを確実にすることにますます関心を深めていることを、私どもも認識しています。これは重要な展開で、森林バイオマスが更新可能であるためには関連の森林が持続可能に管理されていなければなりません。」 とPEFCのテクニカル部長のMichael Bergerは述べています。

電力生産における森林バイオマス使用はカーボンの排出を削減します。なぜなら、バイオマスの中のカーボンは自然のカーボン循環の一部だと見做されるからです。すなわち、 木は二酸化炭素を空気から取り入れ、それをバイマスに変換し、自然分解したり、バイオマス生産のために燃やされた時には空気に戻します。
「PEFC認証は、そうしたバイオマスが生産される森が責任ある形で管理され、環境、社会、そして経済の上での恩恵を与え続ける能力を維持することを、確証します。」と前出のBerger氏は続けて述べています。

2012年2月8日
PEFCがEU-TR(木材規則)との適合性を確認

PEFCの国際CoC規格は、PEFC認証企業が2013年3月に導入される欧州連合木材規則(EUTR)の要求事項を満たすことを確認しました。
EUTRは違法に伐採された木材や木材製品をEU市場に流通させる行為を違法とすることを決定しました。関連法規は、 EU市場に初めて付されるすべての木材が、その出処に関するDDS分析を受けなければならず、 さらに、関連供給チェーンの川下にある企業までが木材や木材製品が誰から仕入れられ、また必要があれば、誰に販売されたか、まで追跡することを要求しています。 この規則は、EU市場で木材や木材製品を取引するすべての業者に適用され、紙、家具、木材燃料なども含まれるので、EU内やEUとの取引をする規模の大小を問わない多数の企業に影響があります。
PEFC理事会は、PEFCの国際CoC規格をすべての認証企業がEUTRの要求事項を満たすことを確実にするための規格改正を実施することを決定しました。EU委員会との緊密な調整の下に、 PEFCは2012年2月1日にCoC作業グループに付して相違部分の分析をしました。

「PEFC認証企業には、EUTRの要求事項がCoC認証によって満たされることに自信を持って頂けます。PEFC認証は、現在認証を受けておられない企業がEUTRを満たす最短オプションだと思います。」と 、国際PEFCのテクニカルユニット部長Michael Bergerは述べました。

2012年1月10日
PEFCがこの度のAFS声明書を支持する声明書を発表

国際PEFCは、昨年12月22日付で発表されたオーストラリアの森林認証規格(AFS)の声明書を支持するPEFC声明書を同23日付で発表しました。
このAFS声明書は、森林に関する生物多様性価値の保護にかかわるAFS規格の要求事項を紹介し、これに関し一部の現地NGOが発表しているAFS/PEFCに関する批判に対し、 そうした主張の多くが誤解に基づいていることを指摘し、特に下記に関する点に焦点を当てて説明しています。

1.「保護価値の高い(High Conservation Value)」や「原生林(primeval forest)」などの用語は一般的には使用されるが、明確な統一定義がなく、 それゆえ、国の規格であるAFSでは使用しない。しかし、これらに相当する概念はAFS規格においても認識され、その保護に関する要求事項は含まれている。
2.生物多様性の保護に関しては、AFSは独自に「重大な生物多様性(Significant Biodiversity Value)」と言う概念を採用、導入している。
3.「オールドグロース林」の用語の定義はオーストラリアで全国的に合意された解釈がされており、これはいわゆる「原生林」とは異なる。

本件に関する詳細は下記のAFS声明書およびPEFC声明書をご参照ください。
・AFS声明文
・PEFC声明書

2011年8月5日
インドネシア製のPEFC認証紙に対するグリーンピースからの苦情に関する調査結果の報告

グリーンピースは、2010年7月に公表した報告書において、PEFCのCoC認証を取得したAPP社が違法な原材料を使用しており、 これは認証の要求事項に明確に違反しているとの情報を伝えました。この情報に基づき、 PEFCは直ちにこの件の関係認証機関である南アフリカのSGS社に対して正式な苦情を申し立てました。
このPEFCからの苦情への対応として、SGSはグリーンピースの主張の様に、 APPがPEFCのCoC規格に照らして認証を受けたAPPの製紙工場が違法原材料を生産に投入したかどうかを調べるための調査を調査会社に委託し、 その調査結果は、すべての原材料が合法であったことを示しました。

この調査結果は、直ちにグリーンピースにあてて報告されました。 本件の公表が遅れた理由は、本件に関するグリーンピースとの事後の追跡議論のための時間、 および、本件に関するさらなら証拠書類の提出の有無を確認するための時間を確保するためでした。グリーンピースからその後の証拠書類の提出がこれまでなかったので、 PEFCはこの度本件を公表することとした次第です。

本件に関するSGS社からの回答書はこのウェブサイトの「PEFC声明書」のページでご閲覧頂けます。

2011年8月2日
中国の森林認証制度がPEFC評議会に加盟、ロシアの森林認証制度がPEFCに再加盟、再承認!

PEFC評議会は7月末のニュースとして、本年初頭より申請を受けていた中国の森林認証制度「中国森林認証委員会(CFCC)」の 正式加盟が受理されたことを発表しました。PEFCはマレーシアのMTCCに続く、アジアで2番目のメンバーとして これを歓迎しました。CFCCは現在、PEFCと相互の承認を目指して準備を進めています。
これと同時に、一時的に加盟資格を失っていたロシアの森林認証制度RNCFCの最加盟、再相互承認が認められました。

2011年6月16日
オランダ政府がNGOからの苦情を拒絶し、PEFCに肯定的な判断

オランダ政府の木材調達評価委員会(TPAC)は6月7日付で、国際PEFCグループがオランダ木材公共調達政策の基準に見合っていることを確認しました。同委員会は、オランダの5団体の主張を根拠なしとして拒絶し、同政府がPEFCに関して下した今回の判断の見直し要求について、これを根拠なしとの結論を出しました。

TPACは、オランダの木材公共調達政策の中でオランダ調達基準に照らして持続可能な森林管理認証制度を評価をすることを目的に2007年に設立された制度で、PEFCが2010年のオランダ市場におけるオランダ政府の調達基準に満たしているという評価を下しました。PEFCは、18原則のうち15原則について最高点である2点、3原則については1点を獲得しています。

オランダの5民間団体(WWFオランダ、グリーンピース、オランダ先住民センター、開発協力のための教会間機構、FOEオランダ)は、この判断に関して苦情を程していました。
TPACは、「国際PEFCグループについて綿密に評価し・・。TPACはPEFCが各国の認証制度がTPAC基準にまさに見合ったものであることを保証した、との結論に達した」と述べています。

今回の苦情に対する政府の回答は、統制可能な範囲を超えた問題に関して認証制度が責任を負うことは不可能であることを明確にしました。 PEFCの決議機関が一定の関係者グループを含んでいないという今回の苦情に対し、TPACは「これらの関係者グループは、PEFCのする決議に対して参加を呼びかけられているにも関わらず意図して不参加を選択しているのであり、こうした事態は、国際FSCがその委員会メンバーに対し、 他の認証制度の決議機関に参加することを禁じていることが原因となっている」と回答をしました。

TPACはPEFCの改正規格に関してはまだ包括的な評価をしていませんが、委員会は、この改正が特にPEFCが満点を得なかった3原則(先住民の権利および生物多様性の保護)に関するPEFCの要求事項をさらに強化したものであると認識しています。両団体ともこの決定に対する苦情があれば6週間以内に申し出ることが出来ます。

2011年4月25日
PEFCリオ宣言に関するPEFC会長のメッセージ

PEFC評議会の会長ビル・ストリートは、4月15日付のPEFCニュースにおいて持続可能な森林管理 に関するグローバルな対話を推進するためのツールとして、ステークホルダーによる PEFCリオ宣言への署名を呼びかけました。以下はその内容です:

約20年前に、世界各国政府は私たちの森林を守ることが出来ませんでした。以後ずっと、 この失敗は私どもに課せられた課題であり、世界の大多数の人々が世界の緑の肺とも言うべき森林を救うため多大な努力をしてきました。
PEFCのリオ認証宣言は、持続可能な森林の管理を一層促進するためには、森林認証やその継続的な成長を推進しなければならず、 そのために何が求められているかに関する指針を提供する一連の諸原則が求められている、との考え方に基づいています。
森と同様、人の考え方もその成長には多くの時間が必要です。時間の経過とともに、それはますます複雑で多様になり、ついには成熟に至ります。 世界の森林の持続可能な管理もこうした考え方の一つです。

「持続可能性」の考え方

持続可能な森林管理の考え方は、「持続可能な発展」の概念に則ったもので、統合され、等しく大切な三つの柱の上に成り立っています。 すなわち、環境上の健全さ、社会的な正義、そして経済的な有効性です。
これら必須の要素のうちのどれかを欠いたり、それへの注意が不十分であったりすることが、 持続的な開発と同様、森林管理における持続可能性を成功させる機会を著しく損なうことに私たちは気づいています。
「持続可能な発展」の概念とこれら三要素の間の相関関係はもともと1987年のBrundland 報告によって広められましたが、 その考え方がいよいよ確固としたものとして受けいれられたのは、 1992年のリオ地球サミットでおいてでした。

言葉の普及

リオ地球サミットから発せられたメッセージ、すなわち「我々自身の態度や行動の変更こそがいま求められている変化を実現する」、 というメッセージは世界中の大多数の人々が耳にしています。 このメッセージは、我々が直面している課題の複雑性を反映したもので、 各国政府が採るあらゆる経済的な決定が確実かつ十分に環境や社会的な影響を考慮したものである様に、 国内外の計画や政策の方向性を変更する必要があることを認めたものです。

サミットの成果

このサミットは、我々の地球社会による持続可能な発展の見方に根本的な影響を与えた5つの文書として結実しました。
包括的な文書であるリオ宣言書は、人々が発展をする権利、および共通の環境を守る責任について定めています。アジェンダ21はあらゆるタイプの組織や働きかけが、 全地球、国、地域のレベルで起こす行動の青写真になりました。

森林認証の誕生

第五番目の文書「森林原則」はあまり知られていませんが、 その「森林は経済的発展やすべての形の命の維持に不可欠である」との前文とともに、 その持続可能な発展の総合的な概念との関連性は、自明のことと思われます。 しかし、各国政府は、持続可能な森林のためのグローバルな強制力を伴う合意を取り付けることはできませんでした。
世界の森林が直面している課題や各国政府の対応能力の欠如こそが、森林認証の考え方の誕生につながったのです。この自主性に立脚したメカニズムは、 森林所有者がこの森林原則の精神を実行するための枠組みを提供しました。 森林を持続可能に管理する方法のガイダンスや第三者認証を通じた責任ある施業のあり方を示し、これを有効にする機会を提供しました。
森林認証は、時間の経過とともに、グローバルな社会が持続可能な森林を普及するためのもっとも重要なツールの一つになりました。しかしながら、 この動きは立ち往生しています。いまだに、世界の認証森林の割合は約9%に留まっています。国連は、一度は急速に拡大した森林認証の努力がここ数年は滞っていると警告しています。

リオ森林認証宣言

2010年にリオで公表されたリオ森林認証宣言は、森林認証と持続可能な森林管理の継続的な成長をよりよく推進するためには共通する一連の原則が求められている、 という考えに基づいています。
宣言書は、その前文の中で「世界の森林がもたらす環境、社会、経済的な恩恵の保全という課題が地球上の生命に不可欠である。」 ことを認めています。 それは、人が森を持続可能に管理する世界、我々の惑星が持つ統合的かつ相互依存的な性質を認める 世界、生活の糧を森林に依存する農村共同体、原住民、家族の重要性を求め、これを大事にする世界、を求めており、 森林認証が社会に提供できる恩恵を最大化するための共通の枠組みとしての10原則を提唱しています。
リオ森林認証宣言は、以前に他の文書において提唱された1992年のリオ宣言や人権のユニバーサル宣言、アジェンダ21、国連憲章、 森林原則を含むすべてのステークホルダーがサポートできるような枠組みを設立するための考え方を取り上げています。

この運動に参加を!

多数の森林認証制度の中でも世界最大であり小規模な家族経営の林家が選ぶ認証制度であるPEFCはこの運動をサポートしています。
私は、個人としての貴方、または市民社会、ビジネス、または府の代表者としての貴方がぜひリオ森林認証宣言をサポートし、これに署名をして頂きたいと思います。 リオ森林認証宣言は2010年のリオ地球サミットですべての署名をつけて提示されます。

PEFC会長
ビル・ストリート

2009年11月
FSCが10月に発表したFSCコントロールウッド基準とPEFCとの比較報告書に対しPEFCが批判的なコメント

2009年10月にFSCはFSCコントロールウッドの基準とPEFCを比較した報告書を公表しました。これに関し、PEFC評議会は、これは自前の基準に無理にPEFCを対応させた分析であり、数千にも及ぶPEFCやその他の森林認証制度の立ち上げに関わった研究者、政府関係者、林業従事者、NGOなどの努力や貢献を全く無視し、持続可能な森林管理の普及という森林認証制度の使命にそぐわないものとして、これを強く批判しています。
詳しい内容はPEFC評議会声明 PDFでご覧いただけます。

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