PEFCについて

PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)を運営するPEFC評議会は、非営利、独立のNGOであり、利害関係者から独立した第三者による認証の実施を通して持続可能な森林管理の促進を目指すことを目的に、1999年に設立されました。PEFCは、木材および紙製品の購買者が持続可能な森林管理の促進に確実に参加できるための手段を提供いたします。
PEFCとは林業関係企業・団体・個人、政府、労働組合、環境団体、その他のNGOやNPOなど多数の利害関係者(ステークホルダー)の参画に基づき、世界149カ国の政府が支持し、世界の森林の85%をカバーする持続可能な森林管理のための政府間プロセスをベースに、各国で個別に策定された森林認証制度の審査およびそれら制度間の相互承認を推進するための国際統括組織です。
現在、PEFC評議会のメンバーとしてそれぞれに独立した34カ国から35の森林認証制度が参加しており(米国は2規格が参加)、その内28の森林認証制度が今日までに相互承認のための公開協議や独立コンサルタントによるコンサルティングを含む厳しい審査を済ませています。これら28の森林認証制度による認証済みの森林は世界で2億ヘクタール以上におよび、ここから数百万単位の森林認証済み木材が生産されており、現在、PEFC森林認証プログラムは世界最大の森林認証制度となっています。この他の国々における制度もそれぞれ策定・施行の諸段階にありPEFC森林認証プログラムの下に相互承認に向けて準備を進めています。
