ニュージーランドでPEFC認証が大きく進展

2017年 7月 21日

いよいよニュージーランドにおいてもPEFC認証林の誕生を祝う時が来ました。今や、同国では40万ヘクタールを超える森林がPEFC認証を受けています。

「森林管理者がこのような規模でPEFC認証を採用してくれたことは、大きな励みです。」とニュージーランドの森林認証制度NZFCAの会長Dr. Andrew McEwenは述べました。さらに、同氏は「ニュージーランドの林産業部門は、生産物の約7割を輸出に依存しており、主要な市場としてはオーストラリア、北米、アジアなどですが、これらの市場はますます伐採の合法性や森林管理の質の証拠としての森林認証を要求しています。ニュージーランドの輸出先国の多くはPEFC加盟メンバーであり、PEFC認証はそうした国の輸入要件を満たしています。」、と加えました。

今回、森林管理認証を取得したのは、RMS Forests Ltd.、Hancock Forest Management NZ Ltd., および Timberlands Ltd.で、さらに、2社の認証取得が見込まれています。
更に、COCについては、27社が認証を受けています。

国際PEFCは、このニュージーランドにおける迅速なPEFC認証の拡大の動きを歓迎しています。

ファッションの未来? それは私たちの森林にあります!

2017年 7月 14日

6月23日付けの国際PEFCのニュースとしてイタリアに関する昨年の面白いニュースが掲載されましたので、下記にご紹介致します。

コットン、シルク、レザー・・・こうした流行遅れの素材から、より良いものへと脱皮する時です。イタリア中央部のペルージャでは、今夜若いデザイナーが未来の服飾に関するアイデアをお披露目しますが、そのアイデアの閃きは、森林にありました!

私たちの森林はあまりに多くを私たちにもたらしています。コルクは言うに及ばずイトスギ、ブナ、ユーカリなどから作られた衣料から木製アクセサリーに至るまで、すべての品の原材料はPEFC認証林からのものであり、コットンやシルクと比べてより柔らかく、通気性に優れています。動物の皮に似た繊維も広葉樹や針葉樹から制作可能です。

キャットウォークにも馴染みを見せる森林

PEFCコラボレーション基金によって2016年に開催されたPEFCイタリアの「ファッションのための森林プロジェクト」の一環として、ペルージャ市のイタリアデザイン校の学生たちがPEFCの持続可能エトスをファッションの世界につなぐ試みに勤しんでいます。

先生たちと一緒に、学生たちはPEFC認証森林を原産とする衣料やアクセサリーのコレクションを制作していま

す。この試みの成果が今夜ペルージャのウンブリア国立ギャラリーで6時半から開催される「3F-森のためのファッション・ファッションショー」で展示されます。皆様にもぜひご覧頂きたいものです。

持続可能性をもっとファッショナブルなものに!

「森林のためのファッション」運動は、当初2014年に国際連合経済委員会(UNECE)と国際連合食料農業機構(FAO)によって開始されたものです。それ以来、この運動は他の活動やパートナーによる参画やアイデアの開発の触発効果をもたらしています。

2017年6月に発行された「ファッションのための森林-森林のためのファッション」は、持続可能な森林管理が持続可能なファッションと出会うと何が起きるかについて深い洞察を提供しています。

PEFCは、これを引き継いで若手のデザイナーとの協働でこのトレンドをより広い人々に繋ぎ、林産品が持続可能に管理される森林からのものであることを確実にしています。

森林(もり)に親しもう!フォトコンテストの入賞作品が決まりました

2017年 7月 6日

先般の国際アースデイに合わせて国際PEFCによるPEFCフォトコンテストが開催され、その一環として日本では緑の循環認証会議(SGEC)主催、PEFCアジアプロモーションズ共催によって「森に親しもう!フォトコンテスト」が開催されたことはすでにご案内いたしました。
約470点の応募があり、多くの力作の中からこの度下記の5作品が審査員会によって厳選されました。
これらの入賞作品は、PEFCが7月に開催する国際コンテストにエントリーされます。

・最優秀賞 笠井 忠 様(奈良県) タイトル「みよしのの杜」
(撮影場所:吉野山上千本(奈良県吉野町)) [写真1]

・優秀賞 吉田 宏 様(神奈川県) タイトル「復興への道」
(撮影場所:熊本県小国町) [写真2]

・準優秀賞 松崎誠司 様(静岡県) タイトル「Forest of the gods」
(撮影場所:三重県伊勢神宮)     [写真3]

・審査員賞 本山芳裕 様(神奈川県) タイトル「森への祈り」
(撮影場所:長野県阿南町豊富街道付近) [写真4]

・PEFCアジアプロモーションズ賞 船坂あずさ 様(東京都) タイトル「新緑、鏡面に」
(撮影場所:京都府 瑠璃光院)[写真5]

     

[写真1]                  [写真2]

     

[写真3]                                                 [写真4]

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[写真5]

ご注意:これらの作品の著作権は応募者に帰属しますので、無断使用はご遠慮ください。
本件に関するお問い合わせは下記まで

緑の循環認証会議(SGEC)事務局  担当:瀬川宗生
Tel.03-6273-3358 Email: desk@sgec-eco.org

PEFCアジアプロモーションズ  担当:堀尾牧子
Tel 03-3221-0151 Email info@pefcasia.org

南アフリカがPEFCに加盟

2017年 6月 29日

国際PEFCは、カメルーン、ガボン、ガーナに続くアフリカからのメンバーとして、この度の南アフリカの加盟を歓迎します。

「我が国の森林認証制度はPEFCの承認取得を目指しており、この度の加盟はそのための重要なステップだと考えています。6月中には関係文書を揃えて、PEFCとの相互承認申請をしたいと思っています。」と、NTC Forestryの林業技術マネジャーCraig Norris は述べています。

南アフリカがなぜPEFCを選ぶのでしょうか?

南アフリカには、120万ヘクタールに及ぶエキゾチックな木のプランテーションがあり、その多くはすでにPEFC以外の認証を受けていますが、それらの対部分は大企業によって所有、管理されています。このことが、小規模で家族経営による林家の間に、取り残されたという懸念を呼んでおります。

認証材に対する内外の需要が増大するにつけ、認証が小規模な林家にとっての貿易障壁となる懸念が生まれていました。さらには、南アの土地改革プログラムによって小規模林家による森林経営が増える見通しが出ています。

「認証木材に対する需要が内外で増大するにつれ、認証が小規模林家にとっては貿易障害となる可能性が出てきています。既存の認証制度に関わるコストや複雑性が小規模林家の認証取得の阻害となっている中、我が国の人工林に見合った小規模林家にやさしい規格の制定は喫緊の課題でした。ここにPEFCが登場した訳です。」と、前述のNorris氏はと付け加えました。

 

 

平成28年度 森林・林業白書

2017年 6月 28日

去る5月26日に林野庁が発表した「平成28年度 森林・林業白書」では、持続可能な森林経営の推進の国際的な取り組みとして、日本政府によるモントリオール・プロセス(環太平洋諸国政府によって策定された持続可能な森林経営の国際的な「基準・指標」)への参加、クリーンウッド法の成立、国際森林認証(FSC、PEFC)および日本の森林認証制度SGECとPEFCとの相互承認などが挙げられています。

また、G7伊勢志摩サミットの首脳宣言などにおいても違法伐採の根絶に向けた決意が表明されたことが報告されています。

私どもSGEC/PEFC森林認証制度は、日本政府によるこうした積極的な森林認証普及の支援、後押しを歓迎いたします。

自由民主党農林部会の林政小委員会報告書 (2029年5月27日付)

2017年 6月 19日

自由民主党農林部会の林政小委員会は、5月27日付で「今後の森林・林業、木材産業の展開方向について」と題した取り纏め報告書を発表し、このテーマに関してこれまで小委員会によって行われた議論を総括しました。

この報告書では、PEFCやSGECなど森林認証の普及の必要性について述べられており、私たち森林認証制度の普及をサポートする内容となっておりますので、その要約を下記にご紹介します。

 

この報告書では、基本認識として戦後造成による人工林が収穫期を迎えていること、森林所有構造が小規模かつ分散的であることから発する諸問題として、施業集約化や路網整備の遅れや経営意欲の減退などによる適切な管理の不履行があることなどが指摘されました。

一方では、対処策として、森林所有者による適切な森林管理への責任感の醸成やこのための自治体などによるサポートするためのスキームの構築、具体性を持った目標の設定などが掲げられ,さらに 川上から川下までの総合的な取組みの推進策として、すべての関係者が連携して森林資源の循環利用を図ることなどが挙げられました。

また、国産材の新たな需要創出、木材利用の拡大、木材輸出による木材産業の活性化に関する提言として、CLTや木質耐火部材など新しい需要の創出、公共建築物の木造化の積極的な推進、木材利用に対する奨励措置の検討、木質バイオマスの利用やセルロースナノファイバーなど新たな木材利用の技術開発、無垢材の価値向上を目指したJASの普及、技術開発人材活用の強化などが提言されています。

また、上記に加えて、クリーンウッド法の施行を踏まえたクリーンウッドの流通、利用の促進、2020年の東京五輪を契機とする森林認証材の普及の積極的な推進、さらには教育分野における木育などをはじめと国民の理解と関心を高める取り組みが挙げられ、このための官民一体となった取り組みを推進すること、などが提唱されました。

さらには、きのこ、竹、バイオ炭など非木材生産物などの森林資源の生産振興、観光資源としての森林の活用、里山の景観保全の推進なども挙げられ、最後に重要事項として、東日本大震災等の災害の復旧・復興の着実な推進への取り組みが挙げられました。

 

PEFC/SGECフォト・コンテストが大成功のうちに締め切られました

2017年 6月 13日

去る4月22日から開催されていた国際PEFC主催によるフォト・コンテストが6月5日に大成功のうちに締め切られました。この一環として、日本では緑の循環認証会議(SGEC)が「森(もり)に親しもう!フォト・コンテスト」を主催し、PEFCアジアプロモーションズが共催して催されました。

SGECによる初めてのこの試みは大きな関心を集め、国内だけで469作品の応募がありました。

私たちの掛け替えのない美しく大切な森を色々な角度から撮影した力作が多数寄せられ、審査員の頭を悩ませました。

近日中に、入賞作品と入賞者が紹介されます。

ぜひ、ご期待ください。

2016年版PEFC年次報告書

2017年 5月 29日

この度国際PEFCが発行した2016年版のPEFC年次報告書は、2016年にPEFCが達成した様々な業績を伝えています。
PEFCのウェブページは同報告書の内容を下記の様に伝えています。

2016年には、どこから報告を始めるか難しいくらい多くのことがあった。
まず新規メンバーについては、ガーナ、ハンガリー、マケドニア、韓国、ルーマニアそしてタイの森林認証制度が加盟したが、1年のうちにこれだけのメンバーが新規加盟したことは、PEFCの初期のころ以来初めのことであった。2016年次報告書では、これらのPEFCの新しい仲間の素晴らしい活動が報告されている。

次に、PEFCの国際的なプロジェクトはますます強固になっており、PEFCの世界中のパートナーや支援者が各国の森林認証制度立ち上げをサポートし、より多くの木々が認証されるための革新的な方法を見出し、小規模林家との協調を推進しています。現在、さらに12の国がPEFCへの加盟を視野に、自国独自の森林認証制度を立ち上げを進めている。

また、国際PEFCは、昨年PEFCの活動の基礎になっている持続可能性基準の改正に着手した。世界は変遷し、知識や慣習が進化し、社会からの期待が増大する中にあって、PEFCの規格が常に最善のものであることを確実にしておくことは必須である。この改正プロセスは2年以上を要するものであり、殆どのPEFC規格に影響を与えるもので、多数の専門家やステークホルダーがこれに参画する。

最後に、2016年はPEFCの認証森林面積が3億Haに達した年でもあった。
PEFCは、この2016年年次報告書が、PEFC連合の業績を多くの人に知って貰うことに役立つことを願っている。
PEFCに何らかの貢献をしたいと思われる方は、ぜひPEFCにご連絡してもらいたい。

なお、この年次報告書は下記のPEFCウェブサイトでダウンロード可能です。(英語)

2016年PEFC年次報告書

PEFCがフォト・コンテストを開催!

2017年 4月 25日

この度、国際PEFCは、PEFCイタリアの呼びかけに応えて、2017年4月22日から6月5日までの国際アース・デイに合わせて森林にまつわる写真を募集するフォト・コンテストを開催いたします。
日本国内では、SGEC主催、PEFCアジアプロモーションズ共催で写真の募集を4-6月に行い、選ばれた最優秀賞受賞作品は、PEFCの国際フォト・コンテストに参加することになります。
このフォト・コンテストはPEFCでは初めての企画ですが、写真の募集や応募された写真のカレンダー等への今後の利用などが企画されており、今後の森林認証の普及につながることが期待されます。

募集要項は下記です。

SGECフォトコンテスト

または、下記です。
フォトコンテスト

ご関心のある方はぜひご応募下さい!
ご照会はSGEC事務局まで。desk@sgec-eco.org

インド(NCCF)が森林外立木(TOF)の認証規格制定を準備中

2017年 4月 12日

インドの森林認証制度(NCCF: Network for Certification and Conservation of Forests )は、インドの森林管理認証規格の制定を目的に設立された非営利団体です。天然林のための規格の制定においてはすでに大きな進捗が見られ、規格の草案が公表されて現在ステークホルダーからのコメントが募集されています。
こうした動きの自然な流れとして、この度NCCFは世界初の試みとして、森林外立木のための認証規格の制定を目的とするマルチステークホルダー作業グループを組成するべくその参加者を募っています。

森林外立木(TOF)とは、「森林として記録されている森林」の外部に生育する立木を意味しており、アグロフォレストリー(農林業)およびアーバンフォレストリー(都市近郊林業)などが含まれ、果樹園、公園・庭園、並木などが広く対象となります。

インドにおけるこうしたTOF資源は、紙・パルプ、合板・複合材、木工品や家具などの業界からの木繊維需要に応える形で使用されていますが、こうしたTOF産業の従事者は得てして小規模であり、組織化も不十分であるがゆえに認証世界の周辺に留まっているのが現状です。

世界的には、木繊維をベースとする産業は持続可能性と認証に向けた動きを加速しており、TOFを認証の埒外に置いておくことは産業界によるこれら資源の取り込みに悪影響を及ぼし、また認証の恩恵を否定することになります。NCCFがこの使命に取り組むことを決めたのは、こうした状況を鑑みてのことです。

国内外のステークホルダーにとっての利点としては下記が挙げられます。

  • 集団化や組織化されていない大多数の林業部門の従事者を認証の流れに組み込み、その施業習慣を改善し、責任ある管理を可能とするよう導く。この規格は、TOFの従事者に対して厳格な国際森林管理認証規格の実行を要求し、同時に、小規模の実態や組織化の困難さに理解を示しつつ、これらを林産品供給チェーンに組み込む。
  • TOF認証は、中小規模の農家に認証原材料の巨大な市場を開放し、奨励を与える。これは、ますます増大する認証原材料への需要に応えなければならない天然林への圧力を軽減する。
  • 責任ある管理下にある森林からの認証林産品で市場から調達可能なものに、今のところTOFは含まれていない。それは、現在の森林管理認証はTOFを正式な対象から除外しているからである。この点で小規模業者には障壁が存在する。
    しかし、これらの立木は、世界の林産品生産においてますます大きな割合を占めている。(現状10%と推定される)これらの資源を有する大多数の農家は、すでに経済の末端に追いやられており、積極的に彼らの統合をサポートし、生活の糧の向上の機会を創出するためのツールを必要としている。アグロフォレストリーは、また、環境的な用役、雇用の創出および食料保障に対しても大きな貢献をしており、TOF規格は中小規模企業の利益の保全に役立つ。

NCCFは、小規模林家を支え、持続可能な管理による影響を、森林の境界を越えた景観レベルに拡大するTOFが果たしている役割を認めます。TOF規格は、世界的に統合された認証の概念の一部とされるべきであり、持続可能性の厳しい国際的要求事項を満たしつつ、インド国内の林業及び資源管理の問題にも理解を示すものになります。規格制定の活動は、経済、環境、社会および政治などの領域にわたるステークホルダーが有する経験と専門知識を活用するマルチステークホルダーな活動です。

上記を鑑み、NCCFはTOF認証のための規格制定のための規格制定グループ(SDG)のメンバーとして個人または組織からの指名、推薦を求めます。

SDGは、規格の制定や改正に関わる最高組織となります。このグループは、規格制定のプロセスをモニター、管理、および監督する特権を有します。
林業及および林産品供給チェーンの主要なステークホルダーである貴団体が、私どものグループにご参加頂くことができましたら大変嬉しく思います。

もし上記にご同意いただけましたら、別添資料に必要事項を記入の上、関連資料を同封の上、当方までご送付ください。送り先:tof.mail@nccf.in

別添資料

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